東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

プロ意識とプロ根性(7)

時が満ちない時はやらないのも、プロ。
 
最終日になりました。
 
操体でも、占いでもあるのですが、お互いにタイミングが合わない時があります。
 
一ヶ月くらい全くタイミングが合わないとか。
これを断易の先生に聞いてみたら
「そういうことはある」
「もしかしたら、今は鑑定してはいけないということなのかも」
 
とのことでした。
 
 
そして、こういう場合「売上げ」など目先のことに気を取られて
施術をしたりセッションしたりすると、大抵いいことはありません。
 
 
できない時はできないと割り切るのもプロなのです。
 
 
私の知っているプロの占星術の先生は、クライアントの依頼も占って
日が合わないと鑑定しないそうです。
 
 
以前私が海外出張に出ている時に(物理的に無理ですよね)
「これから電話で鑑定して欲しい」という人がいました。
 
勿論お断りしましたが「でも見て欲しい」と言います。
(無理だっつーの)
 
私は「誰それの寿命」(いつ亡くなるか)とか「誰と彼は別れるか。別れるとしたらいつか」(占いというよりも、質問者が「誰と彼」に別れて欲しいということですね)
という依頼は受けないことにしています。
 
この、海外にいても見て欲しいというクライアント、婚約者がいる人を好きになり「彼と婚約者は別れるか。何時別れるか」という質問を毎日してくるわけです(汗)
 
「私が男だったらこんなオンナいやだ!絶対別れてやる!」(笑)と思ったりもしました。
 
「彼と彼女がいつ別れるかという前に、この二人はずっと一緒かもしれないし、そもそも私は『いつ別れるか』というのはみないことにしています」と言っても
 
「でも、いつ別れるか知りたいの!」と、話がぐるぐる回るわけです・・・。
 
 
 
最終的にこの方は鑑定しないことにしましたが、それはアリなのです。
 
師匠が「我々にも患者(クライアント)を選ぶ権利がある」と言っていました。
 
それもプロ意識の一つではないかと思います。
 
また「自分の手にはおえない」と思ったら、潔くそれを認め、誰かできる人に任せるのもプロです。
 
 
一週間ありがとうございました。 

 

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これも「福猫展」。必殺仕事人の「三味線屋の勇次」。
夏になると透けた着物をまとい、紫のアイシャドウとサービスの後れ毛がナイスだった中条きよし演ずる「勇さん」は、他のキャラの追従を許さないほど強烈なキャラでした。