私の亡父は赤坂にある某テレビ局で、朝ワイドのディレクターをしていた。
辛いカレーが好きだったので、お昼は会社の近くにある店(昼はランチを出して、夜はバー)でしょっちゅうカレーを食べていたそうだ。
そしてある日、いつもランチでカレーを食べるお店に、夜になってからふらりと立ち寄ってみると、昼間カレーを出してくれるマスターが、着物を着た「ママ」になっていたのだそうだ。
父はゲイバーにランチカレーを食べに行っていたのである(笑)。
気に入るととことん通うタチなので、相当通ったらしい。
また、松原留美子(元祖ニューハーフ)が映画「蔵の中」に出た時も、取材などをして「男だけどとてもキレイだ」などと、割とゲイやオカマさんには理解がある?父だった
(芸能界は昔から多いですよね)。
東京操体フォーラムの実行委員の中では、私、寺本君、三浦寛幸君の三人が、スポーツプログラマーの資格を持っている。
最近では、スポーツの指導時にも「LGBTの方向けの指導」などを考慮しているらしい。
渋谷区は同性カップルにパートナーシップ証明書を交付するようになった。
東京オリンピックにしても、LGBTを公表している選手が海外からやってくるだろう。
ちなみに、同性愛やトランスジェンダーに対して、異常な嫌悪感を抱く人がいる。
これは「同族嫌悪」に近いことが知られている。心の底では憧れがあるのだが、それを認めたくないために「嫌悪感」で武装しているのだろう。
私の知っているあるオジサンは、「美輪さんが大嫌い」と言っていた。
私にとっては、嫌いということは、いつも意識しているのだから、好きなのとあまり変わりないのだと思った。
そういえば、先日「ボヘミアン・ラプソディー」を見た。
私はオンタイムでQUEENを聞いているし、QUEENがアメリカでビッグヒットを出した時も覚えている。
大ヒット曲が入っている「News of the World」もオンタイムで買っている。
フレディ・マーキュリーが突然、ヴィレッジ・ピープルのような「ゲイ・スタイル」になった時のことも覚えている。
劇中で、フレディが婚約者に、自分はバイセクシャルであると告げるシーンがある(実際は、限りなくゲイに近いバイセクシャルだったそうだ)。
フレディと仲が良かったエルトン・ジョンは、同性パートナーと2014年に結婚している。
世界はどんどん変わっているのだ。