こんにちは。
今日から友松が担当いたします。よろしくお願いいたします。
今回のテーマは「感謝」ですが、操体という学問は、どう生かされて生きているのかという事を学ぶ学問でもありますから、操体を学んでいれば必然的に感謝することが多くなると思います。
まずは、からだ。からだがなければ私たちの存在はありません。当たり前といえば、当たり前なのですが、それほど大切な存在をどう捉えているでしょうか。
心身という言葉があります。昔は心身を身心と書いたようですが、現代では心身と書くのが当たり前のようになっています。
それだけ心の方を優先的に捉えているということであり、からだの方は心に従属しているものとした捉え方、そんな風潮があるように思えます。
からだは言葉をしゃべりません。心の意思決定に対して、文句は言わない。だからといって、自分の道具のようなものではない。
文句を言わないからと、つけあがってやりたい放題では、いつか破綻を招きます。人間関係でもそうですね。
もの言わぬからこそ意識を向けてみる。からだの身になって素直に向き合ってみる。
調子のいい時も落ち込んだ時も、常に自分を支えてくれている、このからだ。生かされて生きているという実感。
そう気づいたとき、日々の自分の生き方を問うてみる。
からだや、からだを存在させている空間(大自然)の懐の広さと深さを、まざまざと感じるでしょう。感謝するしか、しようがないですね。
空間、時間、万物万象、そしてそれらの親の親に感謝。それが操体の学びの源流となっている。
2017年秋季東京操体フォーラムは、2017年11月23日(木)に開催致します。
テーマは「生エネルギーと性エネルギー」です。
2017年秋季東京操体フォーラム開催!