「あの世」があって、「この世」がある。
イノチあるものはいずれ、あちらの世界へ旅立っていかねばならない。
この世を生きていると、
「この人に出会いたかったのかもしれない」
と思うような人との出会い、ご縁に遭遇することがある。
そういった「生」を辿っていった先には、
当然、「別れ」に出会うことにもなる。
自分勝手な願いではあるけれども、
そういった自分にとって大切な人のことを想う時、
「この世からいなくなってほしくないな」
「あわよくば、健康できもちよく、長生きしていただきたいな」
なんていう願いを心のどこかで感じている自分がいる。
「永遠に生き続けていただくことはできないだろうか」、などと考えていて
それは随分と「他人事」の考え方なのかもしれないと、思い至った。
その人の言葉や姿勢、生き様を通して
自分を変えるような何かを受け取った。
その受け取ったものは、言い換えれば「響き」のようなものだ。
放っておけば、気が付かないうちに消えてしまうかもしれないが、
自分自身のなかで響き続けることができれば繋いでいくことはできる。
そして、それを増幅していくことも、然るべき転調をさせていくことも。
響きは「イノチ」でもあろう。
ということは、目に見えるイノチは消えてしまっても
目に見えないイノチを伝えていくことはできる。
受け取った人間にも、できることが残されている。
勿論、簡単なことではない。
けれども、自分事として響き続けることも
「感謝」を現わし続ける、
ひとつのカタチではないかと感じている。
一週間のお付き合いありがとうございました。
明日からは友松実行委員の「感謝」の空間です。
どうぞ、おたのしみに。
2017年秋季東京操体フォーラムは、2017年11月23日(木)に開催致します。
テーマは「生エネルギーと性エネルギー」です。
2017年秋季東京操体フォーラム開催!