おはようございます。
操体の創始者である橋本敬三先生は医師であり、サイエンスとしての医学的知識は勿論もっていた。
しかし、操体と現代医学では哲学が違う。
操体は治療医学ではなく健康医学であり、○○病を治すという考え方ではなく、この生体は元々病気しないように出来ており、病はバランスの崩れの現われであり、バランス制御を可能なものとすれば、健康の回復が可能であり、その回復過程で○○病はおのずと消失するという捉え方。
そして、バランス制御に向き、治しをつけてくるのは本人のからだであり、そのからだのサポートをするのが操体の臨床だという事。
サイエンスとしての医学的知識も大事だが、哲学や目的意識が違うのだから、そのまま当てはめるとおかしな事になってしまう。
だから、操体にはサイエンスを尊重しながらも、アカデミックなサイエンスの枠を超え、からだから学んできた学問体系がある。
そして、この学問体系の基には、誰でも自力自療が叶えられる、というコンセプトがある。
だから、全ての人が健康づくりというアートに参加できるのであり、誰しも学びが深まるほど健康の回復から維持、そして増進が可能であるという事。
2021年秋季フォーラム
2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催