おはようございます。
今日で、今回のブログ担当も最終日となります。
今回のテーマは「感謝」でした。
他人に何か良くしてもらえば、誰だって気分が良いし、感謝もしたくなるでしょう。「ありがとうございます」というお礼の言葉も言い易いと思います。
しかし、家族をはじめ近しい人ほど、良くしてもらっても「ありがとう」は言わなくなっているのでは、と思います。
それにつれて感謝の気持ちも薄れていき、それが当たり前という風に変わっていってしまう。
そして、当たり前と思っているいる事に、不具合が生じれば、今度は即、不満や不平を口にするようになってしまう。荒い波風が立つと思いますし、不和が生じてくるでしょう。
自分と自分のからだ、ひいては自分自身を生かしてくれているこの空間との関係についても、いえる事なのではと思います。
自分が息をしていられる、地面に立っていられる。そんなの当たり前と言われるかもしれません。しかし、その当たり前の事に少しでも不都合、不具合を感じれば、途端に不安になってしまうでしょう。
当たり前と思う、その心はものすごく自分勝手なものなのかもしれません。
自然界に生まれたものは、その適応性を付与されているといいます。元々は有難く存在させていただいているのですね。
しかし、その有難さも当たり前として見向きもしなければ、放蕩息子が親の財産を食いつぶすのと同じで、大自然の恩恵にあずかることは出来ず、後退、退化、自滅の道を歩むしかなくなります。
どう有難く生かされているのか。そこに目を向けて、実践しながら学問にしていく。その学びには、感動あり、感謝あり。そして、それはいかようにも応用、貢献が可能となっている。
調和尽十方。操体っていいですね。
一週間お付き合いいただき、ありがとうございました。
明日からは、畠山裕美先生の担当となります。
来週もどうぞよろしくお願いいたします。
友松 誠。
2017年秋季東京操体フォーラムは、2017年11月23日(木)に開催致します。
テーマは「生エネルギーと性エネルギー」です。
2017年秋季東京操体フォーラム開催!