先日、とあるお世話になっている方から
人生のあれこれについて、いろいろ話を伺っていたときのこと。
気が付いたら、話の流れで「正義」についての話をしていた。
その方は、「自分が『これは正義だ』と思いこむところから、色々な問題が起こると思う。『正義』なんて、ないんじゃないかしら」としみじみと話していた。
たしかにそうかもしれない、と感じた。
思えば人と人とのぶつかり合いの中には、
お互いの大事にしている「正義」がぶつかり合って
火蓋を切っているようなことがあるからだ。
でもそれは間違いなく、お互いにとって「正義」なのだ。
どうしたものか・・・。
うちの師匠に登場してもらおう。
師匠は、時たま「ほんとう カナ? カナ? カナ?」
という呪文のような言葉を口にすることがあるのだが、
ほんとう カナ?・・・ カナ?・・・ カナ?・・・
と、3度問いかける間の中で、吐き出す事よりも
キャッチすることに意識のスイッチを切り替えられれば、
しめたもの。
自分が大事にしているはずの正義が
武器になってしまうことから、
もしかしたら半歩ぐらいなら、距離を置けるかもしれないと思う。
4月30日(月)昭和の日に開催致します。
テーマは「スポーツ障害と操体」です。