東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

易の話

先日、畠山が一つの易の話を、私に教えてくれた。

それは山風蠱(さんふうこ)という易の卦(か)の初爻(しょこう)の話だ

 

初六(しょりく)。父の蠱(やぶれ)を幹(ただ)す。子あれば考(ちち)も咎(とがめ)なし。厲(あや)うけれど終には吉なり」と。

 

この意味は、先人(父)が作った制度やきまり、又は定義や定説がたとえどれほど優れたものであっても、必ず時とともに弊害がでてくるものである。だから後につづく者たちは、常にその見直しをしなければならない。それができれば、途中、ちょっと危ういことがあっても、長い目でみれば、結局、吉である。それをおこたると、永遠に消えてなくなり、後悔することになる。

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