「セルフケア」というと、どんなことをすればいいんだろう、といったことを連想しますが、一呼吸おいて「からだが悦ぶことってどんなことだろうか」と想いを馳せてみると、寧ろ「しないこと」がケアになってるんじゃないかとハッとさせられることがあります。
「するケア」があれば、時には「しないケア」もあっていいと思うのです。
一番わかりやすい例でいうと、他の実行委員のブログでも語られてきたことですが「食」に関する、「食べすぎ飲みすぎ」でしょうか。これは、私自身にとっても生活のなかで度々感じる身近なテーマとなっています。
食べ過ぎない、飲みすぎないというのは「しないケア」に当てはまると思います。適切な指導者の下で「断食」を試してみる、というのも時にはいいかもしれません。
空腹時にお腹からひびくあの「腹音」。また「空腹感」として認識している感覚も、とても分かりやすい内臓からのダイレクトなメッセージだと思います。これもじっくり味わってみると意外ときもちがよかったりするものです(ある意味、最も確実にからだから感覚をききわけることができる方法なんじゃないかと思います)。
なんだか当たり前すぎる話のようではありますが、「食」以外のこと以外にも
余計な事をしすぎてからだに負荷を与え続けていることが多いように感じます。
例えば、他にどんなことが思い浮かぶでしょうか?
自分なりに「しないケア」を考えてみるのは、特別なことを学ばなくてもからだが悦んでくれることに繋がることではないかと思います。
2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」