操体法ではからだの使い方に作法があると学びます。
その作法の1つに、動作の中で、左足を右足より半歩前にだし、からだを使う(動く)という作法があります。この作法をするかしないかで、毎日使うからだの状態は大きく変化します。
私は現在農業をしています。以前は事務職だったので、その時の生活と比べるとからだを使う頻度が多くなったことは確実です。当然ですが周囲にいる人たちも農業に関わっている方が多く、作業をしている姿を目にする頻度も多くなりました。
属するコミュニティの変化により、膝、腰、首が痛いという話を聞くことも格段に増えました。
そのような悩みを聞いた時に、「左足を右足より半歩前に出して作業をしてみてください」と伝えています。すると、作業によりからだを動かす時間も多いので、半日ぐらいすると、自分のからだの変化にきづく人がたくさんいます。
毎日作業をし、からだを使うので疲労度、痛みが軽減することで、作業効率もあがります。
農業を長く続ける秘訣だと実感しています。
人生100年時代。からだを壊さずにつかう、からだを自らが手入れして使うことがますます求められているとかんじています。