「ひだり」について操体を通して学んでいると、改めて「睡眠」について興味が沸いてくる。
学んでいることを試していると、気が付くとスーッと眠りの世界に入り込んでいることが多い。以前から、臨床中に瞬間的な眠りに入ったり、「意識飛び」と呼ばれているようなことが起こることはあったけれど、味わってみるとまた眠りの「質」が変化しているような感じがある。
眠りの間の中で、からだにどんなことが起こっているのか。
わからないけれど、わからないなりに何かが変化していることは伝わってくるから面白い。
ただ眠りについたときと、呼吸やからだのうごきを介して眠りに入るとき。
それはまた違うんだと、そういう風に感じられる。
睡眠そのものが、からだにとっては、究極の癒しの時間。
それは誰しもに備わっている日々の臨床の間。
毎日訪れ、営まれているこの無意識の過ごし方についても
「ひだり」は、「からだ」は、多くのヒントを教えてくれるのではないかと思う。