からだにおける生命活動は、人間の意識の及ばないところでも絶えず営まれている。
その営みと人間の日常生活とのブレンドがその人のいまを生み出している。
人間の創り出した時間感覚のうち、一日の中で4分の1くらいは「眠り」の時間がやってくる。この時間、人間の生活としてはOFFの営みとなり、ある種の「委ね」の時間に入り込む。
先の「ブレンド」の割合が変化するこの「間」は、非常に大事なのではないかと感じられる。
人間が目を閉じている時に行われている生命活動。
そして、朝、目が覚めたときに感じられる生命感覚情報の変化。
毎日、眠りの時間があることで、どれだけ人間は助けられていることだろうか。
この「間」が足りなくなってくると、人間は間に合わなくもなってくる。
でも、安心してほしい。
夜の眠りの時間以外にも、「間」は在る事をお伝えするのも操体の役目である。