魚類では、腹部の肝臓・胃・脾臓は、上から下へ順に並んでいますが、人間では、右から左へと並んでいます。これは、胎児の時に発生のある段階で、内臓が心臓を中心に左回りに回旋するからだそうです。
だから、人間は本来左右非対称な生き物なのです。
解剖学者の三木成夫先生は、「動物を裏返すと植物になり、動物の体内には、植物的な世界がある」と述べられています。
これは、橋本敬三先生の「内臓系(植物系)を取り囲む外郭としての筋骨格系(運動系)」とも符合します。
ならば、内臓の声を聴いて、それにやさしいうごきをとれば、必然的に左右非対称になるのではないでしょうか。