こどもはよくケガをする。
先日も知り合いの子が家の中で家具にぶつけたか何かして左目の上に立派なたんこぶをこしらえていた。
できたてのたんこぶは見事なピンボール玉くらいの大きさだったらしいが、30分後くらいの写真を見せてもらったらそれが少しおさまって垂れ下がるような状態になっていた。
ぶつけて1時間後くらいに本人に会ったらまた写真の印象とは変わっていて、青アザがジワリと滲み始めていた。
その後の経過も写真で見せてもらったが、昨日の様子からもまただいぶ変化をしてアザの滲み方、下がり方が変化していた。
こういった場に立ち会うと、からだでは黙々と、そして刻々と変化が起こっていることが伝わってくる。普段目に見えないからだの営みを感じやすくなる。
臨床家が何かをしようとする以前に、からだの方では何かが起こり続けている。
「からだの治す力」や「自然治癒力」と呼ばれているからだの表現力を前に、臨床家にできることはどんなことなのだろうかとしみじみ思う。
2021年秋季フォーラム
2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催
テーマ「アートと操体」