おはようございます。
私たちの身体は、60~70兆個の細胞から成り立っているという。
その細胞一つ一つも、細かく突き詰めていけば、その成分は分子の集合体であり、ここまでくると生物と非生物の区別もなくなってくる。
そして、分子は原子から成っている。
この原子の世界まで細かく突き詰めれば、生物と非生物の区別はもとより身の回りにある全てのものと自分自身も区別がなくなってくる。
その原子は、陽子と中性子からなる原子核と、その周りに雲のように散らばる電子からなっているという。
この構造は、ものすごく細かく小さいけれど、スケールはもの凄く大きい。
そのスケール感は、仮に直径10cmのリンゴを原子核だとすると電子の周っている直径は10㎞の洞爺湖くらいとなり、その大部分が空間になっているという。
私たちをはじめ、身の回りの見て触って実感できる物も、全てが、元を辿れば大部分が空間になっている原子から成り立っている。
そう聞くと、普段の日常生活での実感とは裏と表が逆転しているようにも思える。
しかし、空間が無ければ力もエネルギーも用を成さなくなるようにも思える。
例えば、陽子と中性子をくっつける強い力というのは、ある程度の距離がないと力を発揮できないという。
原子の中の空間。これは虚無ではなく、力やエネルギーの場の生成を可能とする空間であり、無限の可能性を秘めた空間でもあるように感じられる。
では、その無限の可能性を秘める空間、あるいは場を提供しているのは誰なのかというと、神仏とか人智を超越した存在になってくるのではないだろうか。
神は無極無限であり「愛と調和」という意志でもって、万物、宇宙現象を創世したと橋本敬三先生は説いている。
空間には「愛と調和」が満ちているから、無限の可能性が広がっているのではないだろうか。
また、私たち含め此の世の全てに「愛と調和」の意志は、貫通していると思えるのです。