おはようございます。
今日で今回のブログ担当も最終日となります。そして、2016年の最終日でもあります。
この東京操体フォーラム実行委員ブログも、一年365日休むことなく毎日更新して最終日を迎えることができました。
いつも見ていただいている皆様、どうも有難うございます。
さて、今回のテーマは「MA」という事でしたが、色々書くことを考えている最中、一つのメロディと歌声が、時たま頭をよぎっていました。
Mama~ ,Do you remember the old straw hat you gave to me
もう40年近く前になりますが、当時、テレビでよく角川映画の「人間の証明」の宣伝をしており、その時、バックに流れていた曲でした。
映画は観ていなくとも、ジョー山中氏のソウルフルな歌声による人間の証明のテーマ曲は、昭和の時代を生きた人ならば、誰でも聞いたことがあるのではと思います。
母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ
母さん、あれは好きな帽子でしたよ
僕はあのときずいぶんくやしかった
だけどいきなり風が吹いてきたもんだから
この「帽子」という詩の全部を紹介すると長くなるので、全部は紹介できませんが、改めて読んでみると、母さん、大自然、時空の間、失ってしまったもの、そして人間の想念の間といったものが、絶妙に組み合わさって調和していると感じます。
余計なものは足さない、必要以上に引かない、ありのまま、素直。そんな表現だからこそ、読む人の想像力をかき立てるのだと思います。
今日は大晦日。今年もあと残すところ何時間かで、過ぎ去ってしまいます。そんな時空の間だからこそ、普段纏っている心の鎧を脱ぎ捨て、ありのまま、素直に、自分自身と向き合ってみるのもいいと思います。
過ぎ去っていく今年の時空の間に、何か置き忘れているものに気づけるかもしれません。
一週間どうもありがとうございました。
来週は畠山裕美先生の担当となります。
明日からも、どうぞ宜しくお願い致します。
来年もどうぞ東京操体フォーラム実行委員ブログを 宜しくお願い致します。
友松 誠。