東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

肩入れ

瀧澤さん一週間ありがとうございました。

今日からは一週間寺本が担当します。

今回のテーマは「ミタテ」です。

宜しくお願い致します。

 

「診立て(診断)」というと、「臨床」の世界を思い浮かべますが、

よくよく考えてみれば私たちは、常にある種の「診立て」をしながら

瞬間瞬間を生きているような気がします。

 

「お腹が減ったなぁ…、何を食べようかな」

「これ欲しいな…、でも結構高いな」

「〜さんに誘われたけど、どうしようかな」

 

アタマのなかで交わされている自分の言葉。

 

その会話のような独り言に

「からだ」からの言葉はほとんど聞こえてこない。

もしくは聞こえていないフリをしてしまう。

 

日常のなかに溢れている診立ての瞬間に、

気付かない内に、随分と「自分」ばかりに

肩入れしているのではないかと思います。