月に一回兄弟子である畠山先生の主催する
視診・触診講座に通い続けている。
この講座、現在は触診にすこぶる影響を与える外気功基礎のカリクラムを含む
豪華版に進化している。
この講習に長年参加し続けていると、
からだに触れる、その「触れ方」にも千差万別あるということが感じられてくる。
同じことを習っているようでも、不思議とそういう事が起こる。
参加してまだ間もない方が、被験者として触れられているときに、
その違いを次第にキャッチできるようになるプロセスも見ていて興味深い。
この操者の触診力というか、触れられる感じの違いのことを
仲間内では「芸風の違い」と呼んでいる。
触診では、からだを介してある種のヒビキに触れている。
響きを得ているからだは「楽器」のようだなと思う。
見方を変えれば、操者はからだという「楽器」を響かせる奏者であり、
そのスタイルにその人らしい芸風がある、というようにも感じられてくる。