東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

おなかのきもち・・・5。

おはようございます。今朝は快便でしたか。 私は快便でした。 快便は気持ち良いですよね。ストーン、ストーン、コンモリ。そしてニンマリ。快便して怒り出す人はいないと思う。「ほっ」としてニンマリ。そして感謝の念も湧いてくる。 気持ちがいいから、感謝…

おなかのきもち・・・4

おはようございます。今日は一段と暑くなりそうですね。それだけでもストレッサーになり得ますが、ストレスとならぬよう、然るべき対応をしながら、御自愛していただければと思います。 生体は有害なストレスを受けた時、視床下部−下垂体−副腎軸を介して腸内…

おなかのきもち・・・3

おはようございます。今日は土用の丑の日ですね。 ずっと暑い日が続いて夏バテ気味だから、うなぎを食べて営養をつけるぞ、という人も多いのではないでしょうか。 「石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻捕り食せ」 大伴家持万葉集の詩にもある…

おなかのきもち。・・・2

おはようございます。 昨日は、おなかの中、おなかの環境にも想いを馳せ、おなかの快もききわけるということを書きました。 私たちは、目に見えるものから目に見えないものまで、様々なものによって生かされている。その中の一つに細菌がある。細菌というと…

おなかのきもち。

おはようございます。今週は友松が担当させていただきます。 どうぞ、よろしくお願い致します。梅雨も空け、夏真っ盛り、暑くなってきましたね。 ついつい、冷たいものを飲んだり食べたりしたくなります。 夏ですものね。スイカ、かき氷、冷たいビール。美味…

イノチ×操体×半歩

イノチ。 そのことに意識を向けると、モヤモヤしていたものがスッとする。 「迷い」も、「躊躇」も それを握りしめていた手も、自然と緩んでしまう フシギなスイッチ。イノチの本質はどこにあるのかな 「途方もないことだよ」と思っていたことは 「とても身…

イノチ×操体×音楽

イノチに響く音楽は、たしかに在る。 そんなことを昨日、江戸川橋のホールで身をもって経験してきた。アーティストは南シベリアのトゥバ共和国からやって来た4人組。 「Huun-Huur-Tu(フーンフールトゥ)」というグループだ。ORPHAN'S LAMENTアーティスト: …

イノチ×操体×言葉

マノアタリ 目の当たり マンナカ 真ん中 マノマエ 眼の前 マニアウ 間に合う「マ」のヒビキひとつ ウツワに載せて味わってみても「目」「真」「眼」そして「間」何気なく使っている言葉の中に 「見えない」つながりが見えてくるようだ「見えない」つながりそ…

イノチ×操体×プロセス

先日、テレビで芸能人が数日間の「サバイバル生活」を体験する番組を見た。 砂漠、極寒、無人島、ジャングル。 各々がそれぞれ全くことなる環境で、使用を許可された道具を用いて、工夫をこらして生活をする。 数時間に及ぶ内容だったが、その様子をついつい…

イノチ×操体×可能性

そこには、未だ見たことの 触れたことのない世界への テガカリ、アシガカリ が溢れていた「常識」のセンサーは負けじと反応。 「ワタシにはちょっとほど遠いカナ…」 「まだまだ先の話カナ…」 「もっと勉強してから、後で、カナ…」 「誰かが代わりにやってく…

イノチ×操体×ウツワ

「アナタ」に問いかけたい そう感じるようになって 今までのワタシの言葉を もう一度見つめてみようと思いました学校で勉強してきた そう、思っていた「言葉」でもそれは言葉の外側を ピッカピカに磨くことの 「テクニック」だったのかもしれない、と。ワタ…

イノチ×操体×ヒビキ

そのヒビキは時を忘れ、空間を泳ぐ 残響として過去を語るモノ、では決してなく イマ に問いかけ続ける、「意志」が在る 変化に呼応し続ける、「強度(響度)」が在る ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ハラで受け取る、イノチのバックビート。 ヒビキのバトンを受け…

姿勢〜ウシロスガタ〜

従兄、先輩、教師、父親… その都度その都度追いかけてきた背中がそこにあった。そして、今また新たな背中を追いかける。 憧れを秘め 加速する足取り はるか先の後ろ姿に何を見るか… 山寺の晩鐘に皆が反応 お手々つないで向かう先は 帰路という名の希望あれか…

姿勢〜サホウ〜

その道の大家、同志、自分、 そして学びのスタイル。美味しく食べる準備は出来ている。後はきれいにたいらげるだけ… 避けたいのは狎れあい 掛け替えのないものは 同志達の掛け合い 倍音のように響き合い 頭蓋内に到達 この身を肥やす栄養を調達 仲良しこよし…

姿勢〜ホウソク〜

流行には乗るが溺れない。 遊泳禁止は見極める。 そして帰る場所はいつだってそこにある。 ただ目に見えていないだけで… ブームの仕掛けに あおられる見かけに 大事なものは日陰に 「それでいいのか」と問いかける 陰に潜む本物 そこんとこ答える 「みためじ…

姿勢〜シカク〜

資格は取ってからが始まり。 でも、本当の資格は国家や民間が もたらしてくれるものではない。それは本気で進む者に必ずもたらされる… 更新はない 監視もない 自ら戒める以外手立てはない 資格は朽学の免罪符ではない資格に胡坐じゃ死角埋まらず 臨床の印象…

姿勢〜ヘンカ〜

その瞬間100パーセント理解できなくてもいい。 理屈で片づけてしまうくらいなら。時を経てから受け取れるように 何べんでも味わえるように 記憶から記録へ… ペンと紙 書き写す言葉の数々 ボロボロとこぼれても抱擁 記憶と記録の狭間つなぐノート 脳梁のよう…

姿勢〜カテイ〜

「鉄は熱いうちに打て」いつかは冷めてしまうからだ。だが、このままでは続かない。 だから、学びの火を灯そう。 繰り返し振り返り 何度でも… 熱いものは冷める? ならばその前に目覚める 見つめる一点に灯す学びの火 ゆっくり溶かす縛りの鎖 楔立て打ち込む…

姿勢〜アイニイク〜

爽やかな香りを引き継ぎ 季節巡り 新たな一週間の始まり今週は瀧澤が担当します。 よろしくお願いします。「臨床ばかりやってると腐るゾ」橋本敬三師から三浦理事長へ そしてそのもとで学んでいる人たちは 時を経てこの言葉を受け取る。自らの殻を破り、外に…

環境を変える 環境が変わる

2014年操体マンダラは7月21日海の日開催です。 ハスのしずくも美しい。 暑い日も、ハスを見ていると、涼しく感じます。 外では、蝉が鳴いています。 いよいよ夏本番です。操体マンダラもだんだんと近づいてきました。 ”意識”を受け取ること。それは”いのち”…

環境を変える 環境が変わる

2014年操体マンダラは7月21日海の日開催です。モンステラの葉からこぼれる、しずく。 植物の美しさにうっとりします。”意識” ”いしき” ”イシキ”私が思考していることが、ますます”意識”というものを遠ざけているような感覚を持ちながらも、思考している私が…

環境を変える 環境が変わる

自宅前の紫陽花が、今年はまだ咲いています。 例年だと梅雨明し、雨が減り、気温の上昇につれ、紫陽花も段々、来年の準備に入ります。 ここ数日、関東は雨が降っていることもあり、とてもいきいきと咲いています。 美しい色で歩道が華やかです。 2014年操体…

環境を変える 環境が変わる

2014年操体マンダラは7月21日海の日開催です。 「アサガオ」のツルについて、少し調べてみました。 ”巻き”と捉えると、 ツルの観察の仕方(見方)で、 左巻き、右巻き、 どちらともとれるようです。そのため、左巻きなのか右巻きなのかについては、 定義が難…

環境を変える 環境が変わる

2014年操体マンダラは7月21日海の日開催です。 東京都内では「朝顔市」や「ほおずき市」などの開催される季節です。 夏の植物たちが、街を活気ずけています。 「あさがお」は、一年草です。そして、ツルは左巻きなんだそうです。 皆さんはご存知でしたか?左…

環境を変える 環境が変わる[香(こう)]

7月7日。「たなばた」です。 幾つになっても、おりひめとひこぼしを思い出してしまう、香です。 皆さんはいかがでしょうか?現在は「七夕」ですが、古くは「棚機(たなばた)」や「棚幡(たなばた)」と 表記されていたようです。たなばたは、元々はお盆行…

環境を変える 環境が変わる [香(こう)]

今日から一週間担当致します、香です。 よろしくおねがいいたします。暑さなんか、なんのその。 今年も私の好きな、”ルリタマアザミ”が咲き始めました。 この花を観ていると、とても強いエネルギーを感じます。 その季節に似合う花が、自然界から届くのだと…

神経症21

昨日のつづき 子どもは生まれて間もない歳月のうちに、他に方法がないことから自分自身を締めだしてしまう。声が大きく口数の多い子どもは、息子や娘が礼儀正しくおとなしい子であって欲しいと願っている抑圧された両親に、そう長い間、大目に見てもらえると…

神経症20

昨日のつづき 心の防衛機制に関する概念は、フロイト学派をはじめとする多くの心理学理論のなかに見出すことが出来る。しかし、操体のような原始感覚的な理論からいくと、あらゆる防衛は神経症的なものであり、健全な防衛などというものはまったく存在しない…

神経症19

昨日のつづき 緊張は肉体のあらゆる部位で感じとられるが、それが集中する特別な器官が存在している。それはまぎれもなく「胃」である。腹部全体におよぶ胃の筋肉の強い収縮は、神経症にかかっている人間の内面的な痛み止めのようにさえ思える。だから、従来…

神経症18

昨日のつづき 現実にある恐れとは、生命が脅かされているという感情であり、それは緊張も、感覚や精神の鈍化も伴わずに起こる。そういった本物の恐れを抱いた有機生命は、恐れを直感する準備が完全にできているということだ。原始的な恐れは、それが破滅的な…