良く悩む私ですが、この(伝説の)偉人の言葉は大事にしています。
「最大の名誉は決して倒れないことではない 倒れるたびに起き上がることである」
〜孔子〜
「賢者は財宝を貯えない 人に与えれば与えるほど 彼の財宝は豊かになる」
〜老子〜
今週も私は、とっても充実させて頂きました。
これもひとえに皆様のお陰でございます!ありがとうございました。
来週からは、現代に生きる“サムライ”甲斐田さんの登場です〜よろしくお願いします!!
<臨床はオーケストラのように・・・>
“皮膚の操体”を患者さんの“からだ”に通すことは、オーケストラに似ている気がする。
それぞれの楽器の特徴や個性を生かしあう空気の渦。
質の違いから生まれる音色、それを生かす奏者達の熱気。
音の強い弱いに上下はなく、リズムとタイミングに合わせていく間の取り方。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・と複雑に音色が重なれば、
絶妙なハーモニーを響かせて、反発することなくお互いを生かしあう。
指揮者は奏でないが、その流れを育み、個性を尊重しあい引き出していく。
そして同じ空間に無限に広がりゆく一体感を味わう(指揮者、奏者、観客、関係者)
そこには生の感動があり、一期一会の世界がある。
操体と知り合えたことで、私の意識は変化していく。
(男性Fさんの右肩甲骨に点の渦状波)
・主訴:目の疲れがあり背中と肩こりが強くなる。
患者は仰向けで、操者は右腕側方に位置
「なっなんですか?ハハハこれは何ですか?ハッハハハハハすごいハハハ〜」と笑いながらのFさん。
操法後に感想を聞いてみると、肩甲骨が踊っているようでびっくりしたとのこと。
目の痛みはどうですか?「ああ、今はいいみたいですね!何でですか?」と聞かれる。
「そうですね、からだが治してくれるんですよ〜ありがたいですね〜」と私。
「先生は今、気功法をやってくれたんですか?」とFさん、
「ええ、呼気は自分に通しましたけど、気功はしていません。」
「ありがとうございます!」、「いえいえ、私のお手柄ではありませんヨ、もともと良いからだなので変化してくれたのでしょうネ」
「こちらこそありがとうございました。」
(男性Uさんの右踵内側に点の渦状波)
主訴:フクラハギの痛みとぎっくり腰様の痛み。
患者はうつ伏せで操者は足元に位置。
「おわァ〜すっごいひざの裏、押してますよね〜効きます〜」とUさん。
「いいえ、押してなんかいませんよ〜」と私。
「エエッすっごい効いてますけど??」、「不快でしょうか?」と私。
「いや、背中のほうまで効いています!気持ちいい〜です」
十分味わっていただいてから、カチカチの左腰とお尻に触れると・・・!
「ウッホ!」と私もビックリ、同時に「うわっスゴイ!柔らかいっすね」とUさん。
立ってから、足踏み・屈伸・歩き回っていただいて来院時と変わっているのか尋ねる。
「いや〜もう癖になりそうっすね!明日現場何とかなりそうだな〜」とUさん
「いや〜無理しないでくださいって、初めにお願いしたはずですけど・・」と私。
「わかってます、無理はしませんから!」言葉に嘘がありませんように?
(女性Iさんの足の左第二指に渦状波)
主訴:左五十肩による夜間痛、それに伴う寝不足
患者は仰向けで、操者は足元に位置。
「それではIさん、何かが不快だったら声をかけて下さいね〜」と私。
すぐに「左手がジワジワ暖かい!」とIさん。
「そうですか〜気持ち良ければ十分味わって下さいね。また何か感覚がつきましたら教えて頂けますか」と伝える。
「左足を持ってますよね、揺らしてます?」とIさん。
「いいえ、ただ触れているだけですけどお〜」と私。(ユラユラが気持ち良いらしい)
十分味わってから動きを確認して頂く。
「うんっ来た時より楽になっているわね!これで元に戻らないコツは?」
「そうですね〜“きれいになる操体生活”をお読みくださいネ!(草階さんありがとう)」
お後がとってもよろしいようで・・・。
(女性Yさんの左足の第一指内側に点の渦状波、左踵外側に点の渦状波)
主訴:帝王切開でお腹の傷が痛む、膝の痛みと腰痛。
イメージの世界?魔法の王国?を体験して感動でした。
患者仰向けで操者は足元に位置。
〜以下治療後の本人談〜
(左足の第一指内側)
「しばらくして、黄緑色の自分の液体が細胞にキラキラきれいなものを与えてくれて、
何かがブワーって足から上へ昇ってきた。」
「おなかに沢山の白いお花が咲いてキラキラしていた。」
(左足の踵の外側)
「黄色のマーガレットみたいなお花がパーっと咲いてきれいだなーと思ってたら、オレンジ。黄色のお花畑で囲まれたイメージです。」
「絵に描いた黄色とオレンジのお花がワイワイ飛び回っている。」
「膝がくすぐったくなる前に嗚咽が聞こえてきた。なんだか勝手に涙が出てきた、膝のあたりがモゾモゾしていたら、勝手に泣けてきた。」
そのあとYさんがゲラゲラ笑いだし、ちょっと面食らう私。
「笑ってしまったのは、膝がくすぐったくてむずがゆくて笑った訳じゃないけれど、何か
がおかしくって笑っている訳じゃなくて、勝手に笑っているのが・・なんだか私、おかしくなったんじゃないかと思う位だったけれど、止めちゃいけないって言うからそのままにしていたんです。」
「不思議だったのは目をつぶっているのに、(私が)どこに位置しているのかがわかること。」
「居て欲しい足の位置にいてくれると、足がブワーって暖かくなる。」
何なのでしょうか?別に脳みそは脳みそで休憩中?なのでしょうか・・・。
彼女の“からだ”は治しをつけてくる段階で、このような現象を付けてきてくれた。
イメージの世界?想像の世界?何が見えていたのだろう。
その後で横になりたくなった時に“赤色”が見えて、始めは嫌じゃなかったのだが、
上に昇ってきたらちょっと重たくなる様な感じがして、ちょっと不快だったので私は手を離した。
(もうすでにその頃は)とても体が軽くなってきていたからとの事。
不思議だな〜からだは不思議だな〜。涙が勝手にポロポロと出てきているようなのです。
診せて頂いている時にからだの意思で、“勝手に”笑っている様なのです。
別に笑おうと思っていたわけでもないですし。(くすぐってもいませんよ!)
これが“皮膚に問いかける”臨床の一例です。
全て“点の渦状波”なのですが・・・。
悩んでいた私にいつも訴えかけて頂きまして、本当に感謝しております。
操体の御縁の中、皆様に出会えた喜びを味わいながら学び続けます。
この世界に飛び込んで良かった!ありがとうございます!
「僕が僕らしくあるために、君が君らしくいられるために、素直になろうよ・・・。
遠慮して欲しくないんだ、表現して構わないのだから、本当の自分に向かい合ってみて!
からだはあなたの下僕じゃない、仲間なんだよ、もっと仲良く信じてあげようよ。
信じていれば必ず、信じ抜いた分は応援してくれるんだよ。
君は一人じゃなくて、手を取り合っている一つのイノチなんだから。」
・・・というわけで?ポエム(猪木サンかいなっ!)で締めましょう!私のブログ。
長々つらつら書いてしまって・・・でも許して下さいね。
では、皆さま11月2日にお会いしましょうネ〜ありがとうございました!!
岡村 郁生
東京操体フォーラム実行委員ブログ(仮)は
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