東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

大地に立つ

今週担当の辻です。
二周目行きます。



さて、高校を卒業して上京して来ましたが、直接この世界に入った訳ではありませんでした。


高校はHRの前にも授業があり、夏休みなんかも返上で通うとこでした。
大学に行かないことに決めた辻は異端というか問題児であり、「人生真面目に考えんか」と言われたもんです。(懐かしい…)


そして、音楽学校に通う訳ですが、そこでもう一人の"師匠"に出会うことになります。


初めての授業でおそわったのは歩くこと。



音楽と歩く (インタビュー)



音楽において、歩くということがいかに大事なことか。
音楽の基本は歩くこと。きちんと歩けないということはからだに歪みが存在する。
からだの歪みはリズムの歪みであり、音の歪みにつながる。
歩けるようになるにはどうしたらいいか。
からだのバランスを整える必要がある。



その日から、歩くことを意識する日々が始まった。
しかし、意識すればするほど歩くことの難しさを実感させられる。
ひとのからだとはままならないものなのだなと。
リズムと音に関してはそれなりに評価をして貰っていたようなので、そこそこ歩けていたのだろうが、自分自身では全然しっくりこないのだ。


からだをつかうということに興味を持ったのは、この時からだったのかも知れない。


いや、10年経った今でもさっぱりわからないのだが。



からだをつかうということを極限まで追求しているのではなかろうかと思えるものが操体であり、あるいは武術であったりするのかなと。


そういえば、操体と武術が似ている?と言われることがあるらしいがどうなのだろう。
個人的な印象は半々かな。
似ているような似ていないような。


現在のイメージでは、
操体は円の動き(曲線?の動き)
武術は円に見える直線の動き
かな?と思ったりする。
共通するのは、それが柔らかいものであるということ。


未熟なのでわかってないだけかもしれないが…
あるいは、本来近いものなのか。



まあ、あと40年後くらいに少しはわかればいいかなと思っている。




そうそう、立つということでした。
なかなか本題に入りそうにないので気を取り直してまた明日、ということで。


一週間よろしくお願いします。



辻知喜



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