東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

熱線

おはようございます。今週からブログは三浦が担当いたします。福田さん、一週間ご苦労様でした。どうぞこれからの一週間、宜しくお願いいたします。庭の草木も梅雨の間、たっぷりと水を吸って、うっそうと茂っています。玄関先にはたわわに何房もぶらさがるブドウの木と、朝顔の花が咲いています。
ところで、先般医道の日本社の赤羽さんが取材に見えました。取材の内容は、医道の日本誌上で「治療院を豊かにする遊び心を求めて − 自慢の一品&コレクションを拝見」コーナーを企画しているのだそうです。そこで今回は、私の所にあるコレクションを紹介させてもらえないか、との依頼でした。
赤羽さんとは、二冊の連動の本の出版(※1)で大変お世話になった編集の方です。

操体法入門 足関節からのアプローチ

操体法入門 足関節からのアプローチ

久しぶりの再会で、楽しい一時でした。出版の際は頻繁に会っていたのですが、治療室の方には一度も案内していなかったのです。もっぱら執筆でよく使用していた、ドトールのテラスで用件を済ませていたのです。治療室に案内し中を観賞していただきましたが、余りの収集の多さに腰を抜かさんばかりに驚いていました。赤羽さんは、例のクジラさんの○ニ○ね、あれをコレクションの一品に加えてもらえる?と注文したところ、見事にふられてしまったみたいでした。
地方によって、昔は「子宝信仰」として、奉納していたのです。やたら滅多に実物を見ることなんてできないんですけどネ。マアそんなところで、月曜日に改めて取材が入り、八月号に載りますので、機会があったら目を通してみて下さい。それから、春のフォーラムに「月刊秘伝」の取材が入っていたでしょう。先日、編集の方からゲラが届き、あちこち校正を入れ、無事終了。ページ数も7ページに及ぶもので、なかなか手が込んでいて読み応えがありますよ。是非手にして下さればと思います(2009年7月15日発売分)
さらに秋のフォーラムにも引き続いて「秘伝」の取材が入ります「秘伝」の方から依頼があり、承諾しました。医道の日本からも取材が入ると思いますので、心に止めておいて下さい。それからもう一つ、たにぐち書店から出ている「月刊手技療法」ですが、今年の四月から実行委員のメンバーに執筆をお願いしてあります。五月、六月は山野実行委員に、七月、八月は日下実行委員に依頼し、すでに連載され、九月、十月は秋穂理事にお願いし、私の計画では後数名の実行委員に執筆をお願いしようと考えていますので、大当たりのメンバーは、尻込みして辞退せぬよう喜んで承諾していたヾきたいと思います。次の十一月、十二月は再び畠山常任理事が担当しますが、その後、まだ登場できなくて今か今かと腰が落ち着かぬ島根の坂本”理事(副実行委員長)”龍馬と、お声がかかったらどうしようかと内心ドッキンドッキンしている岡村理事(実行委員長)、まさか俺がとポーカーフェースを決め込む西田実行委員、最近は釣りもできねェと、ストレス気味な埼玉の貴公子、中谷実行委員。よーし、畠山氏の後はストレス気味の中谷氏に決めた。中谷さん、読んでますネ〜。十三月号と十四月号の連載よろしく。
ところで、現在92回目の連載中。中谷氏のところまで連載が進むと、99回か100回目となります。よろしくバトンタッチして続けて下さい。ポーカーフェースの西田実行委員は、今から原稿の準備をして、少しづつ書きためておくように。ボスからの要請です。そんなところで、ブログの本題に入ります。

「熱線」
先般、畠山氏に、ブログを何とか製本してもらえないかと頼み込んでみた。その願いが叶い、立派な小冊となって送られてくる。実行委員二十数名の二週間分のブログである。製本して再度手にしてみると、また格別な味わいがあるものだ。ワンクール一週間づつ、一人一人が書き込んでくれたブログを製本すると、400ページ以上にもなる。二週間づつの書き込みだから、400ページの本が二冊出来上がった。しばらく目をとおしていると、つい一人一人の作品に気もちが吸い込まれてしまう。その文面から息が漂ってくる。夢中で読み続け、つい溜息がもれてしまう。気軽に活字を拾うつもりが、その視線に熱を感じ(その視線が熱を帯び)、心の酔う響きを得る。熱とはヒビキなのだろうか。それが息として伝わってくる。ふと、この生に「感謝」といふ言葉が湧いてくる。一人一人が、この生に感謝している、そんな響息(キョウソク)が伝わってくる。このブログは私にとって熱線である。有難く、製本に納め保管し続けたい。ブログの書き込みが有難く続いてくれる限り私は一つの形宝として残し続けるだろう。ビジョンSも、一人一人の学びを育む「生命線」として生かしつづけて行くことを自願する。操体は人づくりなのです。執筆に関与することも人づくりです。自分を文章にしていくことも自分づくりです。自分の人生に参加することなのです。