この頃、朝の散歩を始めました。早めに起きて弁当をつくるようになったのが原因なのですが、ご飯が炊けるまでの間、近所の公園まで歩いています。
東京の寒さはまだ本格的ではないですが、朝方はだんだん冷え込んできています。まだ暗いうちから、日が昇っていく様子を味わうのもいいもんです。
人気のない公園に行くのはなぜかというと、ここで般若身経をやっているのです。せっかくの時間ですので、重心安定の法則からゆっくりと、空気を味わいながら行います。
傍からみると、ただ立っているだけなので怪しいところでしょうが、呼吸をとおしながら、からだの感覚をききわけつつ、一時間ほど立ってみてます。
最初のうちは、30分を超えたあたりから、足がぷるぷるしてきていましたが、また、呼吸によるゆらぎはあるのですが、それらを超える安定感を感じます。
般若身経は身体運動の法則ですから、手順というか方法があるのですが、からだで感じることが出来れば話は早いのです。
ゆらぎの中に、ピタっと止まる位置があるように感じるのですが、ここがおさまりの位置なのでしょうか、いくらでも立ち続けられるような気がします。
ある程度の時間味わってから動いてみると、連動の感じ方もより明確になっています。
実際に、般若身経を行うのに、どのくらいやればいいのかという質問が出ることがありますが、時間がある場合は、一時間以上かけてみるとわかりやすいのかもしれません。
短い時間で味わうのも、もちろん可能ですが、深さがまた違う気がします。
しばらくの間、朝の日課にしようと思います。