先日より東京操体フォーラム理事長三浦寛先生を筆頭に畠山裕美常任理事、福田勇治理事の三名が操体の伝導師のなるべく海を越え遥々ヨーロッパのスペインに渡っている。今日9月25日は Sotai Forum in Madrid の2日目が開催されている事だと思う。Sotai Forum in Madrid は昨年に続いて2年目の開催であるが、昨年の様子は一般社団法人日本操体指導者協会が制作したDVDでその雰囲気が十分に感じていただく事が出来るので、ご興味のある方は是非ご覧頂きたい。
http://www.sotai.jp/?page_id=288
操体法創始者である橋本敬三医師の論想集『生体の歪みを正す』の中に『健康輸出』という文章が載っている。(316頁)今から40年以上前の昭和43年に書かれたものであるから多少内容が古くは感じるが、基本的には今でも変わっていないように思う。
- 作者: 橋本敬三
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2010/08/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
文中『故に学者は、更に謙虚に自然法則を探求して知識を整理すべし。医師は、自らこれを実践試行して、祖先が惟神(かむながら)の道として体験した弥栄の偕なる悦びの生活を再現し、WHOが期待する健康を同胞国民に示し、国手としての責任を果たすべし。 世界にこれを提供する健康輸出を持って、日本がなしうる二十一世紀への貢献たらしめたい。』と書かれている。
今から40年前に操体が海を渡り、世界の健康な生活の手本となりうる事を橋本先生はこの文章で示しその言葉を具現化する為に三浦先生が丁度今スペインで操体のセミナーを開催しているのである。操体が世界で花開く様子を目の当たりに出来る悦びを噛み締めたいと思う。
■Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛他
■2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。