自分の仕事とは、受けた仕事を自分の仕事としてやり遂げる意志を紡ぐことにある。
楽しい好きつまらないから嫌いと、考えているうちは、”自分の仕事”とはいえない。
ただ私自身は、愉しいと感じながら”自分の仕事”を味わうことは幸せの味わいだと思う。
仕事も感覚も、自分自身の思想もコツコツ紡いでいくといい。
そうなれば様々な出会いも増え、良書を通じてその著者とは時代を超えて繋がることも出来る。
ソレは本当に豊かなことなんだ・・・と三浦理事長は語っている。
師である橋本敬三先生は勿論、道元禅師にも深く通じて噛み砕いて教えて下さるのだ。
- 作者: 中野孝次
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/15
- メディア: 単行本
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そういえば、本を贈ることを文化として「松丸本舗」は提案されていた(三冊をまとめて贈本など)
あの想像をかき立てられる空間は忘れることが出来ない。そして思い出したことがある。
出会ったのは、21歳の時、書で語られていることに目を見張り、耳を傾けて、喉を鳴らし、狂おしく熱い胸の内に、
獰猛な肉食獣がごとく、つんざくような咆哮をあげたくなってしまう書であった。
ただ面白いことに自分で手に入れたのではなく、アルバイト先で出会った方からのプレゼントだった。
- 作者: 中野孝次
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1983/09
- メディア: 新書
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若い頃には味わえない、年を重ねてから味わえるものも多いんだよ・・と三浦理事長は語っている。
確かに思い出してはっきりしたことは、自分で選んだ道を歩むのに気付かない時期もあっていいという事実だ。
今を大切に生きる人間は、まだわからない人間を包み込んであげることで、いつでも準備しておけばいい。
頂いたご縁はどこかで繋がってくる。そのときにそうだったのか!と感嘆符を挙げ、
ある程度の妙齢となってから、生かされている生き方で、さもありなん・・・と、ただ肯定できればいい。
生きている限り、自分自身の仕事を愉しめばいい。
本当の仕事とは、今やっている仕事のことであり、愉しめるように工夫することだろう。
その点、橋本敬三先生は若い頃の三浦理事長にこのように語っていたそうである。
「操体はいいぞ!一生愉しめるからなァ」
まさに、同感である。
なぜ一生愉しむことが出来るのか?ソレを知りたいのならば・・・・、
4月28日に開催される『春期東京操体フォーラム』に足を運んでみるといいだろう。
別にあなたの仕事が何であれ構わない。なぜ一生愉しめることは「操体」を知ることに繋がるかのヒントはある。
・・・ということで、今日も有り難うございました。