東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

本日から1週間、石田が担当させていただきます。
よろしくお願い致します。

私は暇さえあれば本を読む習慣があります。
本当の隙間の時間、例えば電車の移動、トイレの中。
読む本は大抵が小説でミステリーが多いです。
なぜ、ミステリーが好きかというとそこには先の読めない展開が待っているからです。

話は変わりますが、最初に患者として三浦先生に治療をして頂いた時に当時の私は最悪のからだの状態でした。
当時の私は仕事の合間に週に1度、ひどい時は週に2度足裏マッサージ、鍼などへ行っていました。
マッサージや鍼が終わった後その場ではからだの調子が良くなった気がしますが、下手をすれば2時間後にはまたマッサージに行きたいと思う要求がありました。
強い刺激を求め何度も通いましたが、一向に痛みや違和感が改善されません。
むしろ治療時間と回数の要求が増すばかりでした。
母の勧めで三浦先生を紹介していただき何度か訪問するようになりました。
当時の私は今では考えられませんが「まずは先生に治してもらおう」という考えで自分の生活態度やからだのメンテナンスに関してすべて無頓着でした。

通い始めて1ヶ月後、母に文句を言いました。
「全く痛みが改善されない。肩こりも治らない。」と。
今、考えると大変恥ずかしい、また三浦先生に失礼な発言ですが当時の私はそうでした。
母からはもう少し我慢して通ってみては?と言われ、その後も通ってみました。
不思議なことに2ヶ月後くらいしてから首、肩への痛みの意識がなくなり始めました。

その後、なぜ痛みが改善したか?肩や首への負担が減ったか?訳がわかりませんでした。
治療後、三浦先生に何度もいろいろ話しを伺っても一向に自分が納得のいく回答が得られません。
が、結果としてからだが改善されている事実には変わりがありません。

現在、このような縁があって三浦先生にご指導いただいております。

私にとって操体との出会いはまさに長編ミステリーを読んでいるかの如く、未知で難解。
しかし、学ぶことに寄って少しではありますが操体に触れることが出来ているのかなと感じる今日この頃であります。