東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

午(うま)

昨日は今年の天の気である『甲(きのえ)』の話しをしましたが、
今日は地の気である『午(うま)』です。

昨日も書いた様に、万物創造の順番として、宇宙の意志である天の
気が全てに規制を加えて、地気と人気が動き出します。
人気は個々に違うモノですから、又、機会が有ればお話したいと思
います。

では今年の地気『午(うま)』とは、どの様な気質を持っているか
と言えば、『午』という文字はその文字自体が意味を持つ表意文字です。
これは、冠と十で出来ている文字が原型です。
上の冠は地表を表し、下の十はー陰が陽を冒して上昇する象を示しています。

上下連動を交互に繰り返して穀物をつく杵(きね)を描いたものでもあり、
交差し物をつくという意はここから来ます。
この『午』という文字は『忤(さか)らう』と解説され、覆われる下で
陰の気が陽の気を破る意があり、問題が拡大する、そして放っておくと
問題が肥大化すると読み解けます。

個人のレベルの問題で言えば、本当は問題だけど、今の生活が大事だから、
蓋を開けると面倒なことになるから放置しておこうなどと言っていると、
大問題が表面化する一年だと言えます。
ですから今年一年は隠れた問題を放っておいてはいけない一年になる
ということと言えます。
自分の会社』『自分の仕事』『自分の家庭手を付けないと火を噴く・・・

この地の気『午』が天の気『甲』と共鳴すると、甲の意味は固い殻を破り、
陽の気が大きく動き出す『革新』ですが、一方で地の気は『午』忤(さか)
らう
意なので、改革に対する反対勢力が狼煙を上げ、突き上げを行う様に
なると言います。
今週書いたGoogleなどは革新的ビジネススタイルを昨年辺りから全面に押し出して
来ています。やはり今、気に乗っている企業は違うと感じます。

天の気を表すものが『政治、社会』に対して、地の気を現すものは
『経済、景気、大衆心理』などが挙げられます。
そう考えると、世界経済も含め、今年は波乱の一年になりそうな予感がします。

『甲午(きのえうま)』今年一年の過ごし方としては、気になっている
水面下の問題や課題を着実に処理し、自分自身が今迄とは違う変化、
変革を起こさないと駄目だという事です。まさに個々人にとって
『変革が必須の一年』と言えます。

今迄の価値観に縛られ、ただ守るだけの一年では、時代の大きなうねりに
ついて行けず、地球上を謳歌した恐竜が滅びた如く、衰退の一途を辿る
ターニングポイントになると思われます。

今年一年結果が出ないと、翌年は乙未(きのとひつじ)で物事が動きにくく
なる可能性も有りますので、新たな物事を起こすには今年がチャンスだと言えます。

私の気学の先生である山口知宏先生が常日頃から口にされる、
『遠慮無ければ近憂有り(遠慮近憂)』:意味(子曰く)「人は(常に)
遠い先に事まで配慮しておかないと、必ず手近なところに心配ごとが起こるものである」
という孔子の言葉は、今の私の人生のキーワードだと言えます。

臨生家だから自分の目に付く範囲のことだけを知っていれば良いと
考えるのでは無く、政治・経済・世界情勢の動きに注視するからこそ、
クライアントの変化や意識もみて行く感性を養うことが出来るのだと、
今では理解出来ます。

  • 参考書籍:展望と開運2014 村山幸徳-