東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

〜「間に合っている」とは(2)〜

おはようございます。

昨日は「間」と「合う」ということについての自分なりの考えを書きましたが
今日も続けたいと思います。

昨日の「合う」の印象に基づけば、
「合わせる」とは対象と意識的にコミュニケーションを取っている(順応している)。
「合っている」とは対象と意識していなくても自然にコミュニケーションが取れている(順応できている)。
ということになります。

そうすると、
「合わせる」とは意識しなければいけないケースも出てくる−「話しを合わせる」など。
「合っている」とは意識していなくても結果として自然とそうなっているケース−「からだに合っている」など。
ということになります。

これまでの「間」と「合う」についての考えを踏まえると
「間に合っている」ということは
「絶えず変化する環境に対して、意識していなくても自然に順応できている」状態なのです。

ここで「意識していなくても順応できるのか」という疑問が湧いてきます。

私は『「意識していなくても」という状態になるためには、あえて「意識して」学習を
通さなければ、その状態にはたどり着けないように思います。

「間に合わせる」ことをまず体得し、
その後に「間に合っている」ということがわかるようになると思うのです。

「間に合わせる」とは「意識的に、絶えず変化する環境に順応すること」ですから
「そこそこ出来ていれば、間に合うよね」とか「こんな感じで間に合わせよう」
といったような消極的なものではないということです。

「絶えず変化する環境」が対象ですから、順応する範囲も変化します。
「ここまで」という限定されたものではなく、自分の置かれた環境によって
いくらでも変化しますので、積極的かつ自分発信の行為になるのではないでしょうか。

明日に続きます。

2014年4月27(日)
東京操体フォーラムが開催決定!
会場は東京千駄ヶ谷津田ホールです。

「入眠儀式 快眠・快醒のコツのコツ」
是非お越し下さい。

http://www.tokyo-sotai.com/?page_id=644