日常の中の一コマから。
誰かと話をしている時。
特に、少し「悩み」を抱えているような人と話している時。
気付くと、その人に対して、「良かれ」と思って
何か助言的なことを、「言葉」で伝えていることがある。
決して大きく「的外れ」なことを伝えているわけではないようにも思える。
寧ろ「核心」に響くような言葉を感じ、伝えようと心がけた結果の「言葉」を
どうにかこうにか、紡ごうとしている。
相手も、その話を「うんうん」と聞いている。
「たしかにそうだ」という納得感が伝わってくることもある。
時には「助言」のようなものを、積極的に聞いてくる人もいる。
「少しは役にたったのだろうか」
一部始終を終えたあと、そんなことを考えながらも
ぼんやりと「モヤモヤした感じ」を抱えている自分自身に気付くことがある。
「少しは役にたったのだろうか…」
あることを境にして、自分自身の中で
「本人にしか、受け取れないものが在る」
ということを痛感した。
そのことがいかに「尊い」ことであるか。
どんなに、「もっとも」なことであっても
他人の口から語られたことと
自分で「そうだ!」と感じたことの間には
大きな差がある。
その人自身が受け取り
その結果として、本人の口から「言葉」が生まれ
また、本人のからだから「表現」されてくるものには
他力的な向き合い方では決して届かない、領域が広がっている。
その「領域」を味わう時間と空間を実現していくこと
「芽」を摘み取るのではなく、「芽」が育つこと。
操体の最前線の歩みの、その先の先にも
豊かな学びの領域が広がっているのが見えてくる。
↓まさに操体の最前線を体感できる機会となるでしょう!
2014年4月27(日)
東京操体フォーラムが開催されます!
会場は東京千駄ヶ谷津田ホールです。
テーマは「入眠儀式 快眠・快醒のコツのコツ」
是非お越し下さい。