おはようございます。
今週のブログは友松が担当いたします。 一週間どうぞよろしくお願い致します。
前回の担当の時は、まだまだ寒さが残り、まわりを見渡せば、木々は葉っぱを落としたまま眠っているような状態で、なんだか茶色い景色ばかりでしたが、今回は立夏から小満の頃合ということで、草木が生長して色々な緑が溢れています。緑一色、役満ですね。それぐらい色々な種類の植物が天に向かって息づいています。
「万物盈満すれば草木枝葉繁る」全てのモノコトが満ち溢れているのでしょうね。その証として草木がグングン生長する。草木のその証は天地に対する感謝の現れであり、また受け取ったエネルギーが、どの様なかたちで調和しているのかを、天の中心におさめているようにも見受けられる。
草木が天に向かって伸びていくには、土台が必要になる。大地に根をはり、環境に適合する事。植物が芽生えると、芽は重力とは反対方向に伸びるが、その分、根は重力と同じ方向に伸びる。重力屈性。背地性と向地性。負と正、マイナスとプラス。環境に適応する為の絶妙なバランス。そこから芽は茎となり、茎は幹となるが、同じように地中の世界でも根が成長している。
環境に在るものは、重力だけではない。空気、光、水、大地。陽気がよくなれば、普段は目にすることのない地中の闇の世界も活発になってくる。根は地中の世界と交信、呼応し、生きる力を営むエネルギー、営養をいただく。根が営養をいただいた分、芽生えから茎が生じる。そして天に向かって伸びる。これは、さまざまなものに支えられ、成長した自分を天の中心におさめているように見受けられる。
天の中心におさめることで、天が無償に降り注いでくれているものに気づく。そして、それを受け取る資質を元々有している事にも気づく。感謝しながら、気づいたものを受け取る為に、葉っぱを伸ばす。呼吸をとおして。そして、葉っぱから得たものを自分なりに咀嚼、合成し、環境に配慮、還元しながら、自らの養分とする。
養分を受けた根は、葉っぱが十分に受け取るものを受け取れるように、地中で呼吸をとおしながら伸び、営養をいただく。そしてまた茎は伸び、その循環のなかで生長する。
縦のつながりというのは、そういうものではないだろうか。おさめて気づく。その繰り返しに生長と成長があると思う。