5日目です、よろしくお願いします。
そもそも「進化」とは、なんの役に立っているのでしょうか。
ダーウィン氏は「種の起源」において、その回答を、”ある固有種が生き延びるためのメカニズム”
として捉えることにより、一つの仮説による回答としています。
簡単に言えば、「突然変異」と「自然選択」、さらに「適者生存」という概念を回答としているのです。
しかし、ダーウィン氏も先日のブログで紹介したシュレディンガー氏と同じく、「時間」によって
「進化」を捉えています。
これは、大きなものを一部に固定して仮説を組み上げ、捉えてしまった誤りともいえます。
これを言い換えるなら・・・、
「空間」の中に「時間」はあるのに、
「時間」の中に「空間」を当てはめて見ているのです。
カタカムナ的に捉えるのならば・・・、
観ることのできない「潜象界」のなかに、みえている「現象」はあるのに、
「現象界」のみに囚われ、「潜象界」を感じとることはできていない、とも言えます。
また仏教のたとえ話でいうならば・・・、
龍樹菩薩が書いたといわれる「大智度論」の「指月の喩」と呼ばる話もわかりやすいです。
これに興味のあるかたは、「月をさすゆび」でググって(インターネット検索)下さい。
閑話休題、そろそろ本題に入りましょう。
なぜ、生物は進化し続けるのか?
この問いかけに必要な答えは、「地球の重力そのもの」にあります。
そうです、実は、地球そのものが生命体なのですから。
ダイナミックな動的平衡を「波動現象」で捉えた「真価」こそ必要だったのです。
「空間」に流動する地球の感覚が備わることで、生物は生命現象を起こすのです。
もっと言えば、「重力」こそ「進化」の証明プロセスであり、「空間」と相関して、
生きている地球は、宇宙全体に生かされるのであって、生命感覚なのでしょう。
21世紀以降の地球観として外すことのできないのは、流動している「空間」です。
ですから、「操体」で生き方の自然法則における「環境」とは、宇宙そのもの。
この捉え方に通じるのは、エントロピー代謝=生命現象、の捉え方になるのです。
これこそ、「進化」の「深化」、進化の理由なのです。
「空間」は、マクロ的に地球自体を生命体と捉えても全く矛盾はないのですから、
「人間原理」という、宇宙と重力を結びつけている”自然哲学思想”さえも、地球には
貫通しているということになります。
(第八章、「この世界の最も奥深い真実」参照)
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では、ミクロ的に人間の細胞まで、この真理は貫通しているのでしょうか?
「真理」に貫通するには、命を紡ぐ「皮膚」こそ重要なのです。
この「皮膚」こそ、「重力」と「空間」に相関して、地球の流動と相補性にあるのです。
・・・が、今日はこれで失礼します、ありがとうございます。
2016年9月[新創生期操体法特別臨床講座](http://www.sotai-miura.com/?page_id=1018) 開講!