おはようございます。
人間は、様々な要因、お陰で、有難く生かされている。そして、その上で生きている。
道元禅師の有名な言葉に
「鳥の命は鳥にあらづ空にあり、魚の命は魚にあらづ水にあり」
というのがあります。
イノチあるものは、生かしてくれているものがなければ、生きてゆけないのです。
人間も、その人を生かしてくれているものを挙げれば沢山あると思います。
親、兄弟、友人、恩師、それから食料、電気、水道、今の時代であればスマホと言う人もいるでしょう。
人に差はあるでしょうが、挙げだしたらキリがなくなります。それだけ様々な恩恵を受けているという事なのでしょうね。
しかし、生命現象の観点から根本的に捉えてみると、重力があり、呼吸をさせてくれているこの空間でしょう。
道元の言葉につうじるものがあると感じますが、やはり大自然、大自然の愛なくしては全てのイノチあるものは、その存在を保てないのです。
逆に捉えれば、存在しているという事は大自然の愛を受けているという事でもあります。
大自然の愛、それは見返りを求めない無償の愛であり、宇宙が138億年前に誕生したとすれば、その時からずっと無償の愛を膨らませながら、隅々まで与え続けているのだと思います。
愛を与えられることで、目に見えないものも含めて重さを持つものは、調和へ向かい様々な体(タイ)をなしていったのだと思います。
そして、重さをもつものは、快、不快によって結びついたり、反発したりを繰り返し、イノチを育んでいった。
そうしたバランス感覚を持ったイノチの集合体が、存在であり、生命なのだと思います。
では、そのように大自然をつくったのは誰なのでしょうか?