三浦先生、一週間ありがとうございました。
今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。
今回のテーマは「センス」「感性」です。
私自身、操体の学びを得ていく中で一番磨かれているのが「感性」です。
からだに触れるセンス、どこに触れるのかを磨くセンス、人の変化を診るセンス。
私達はこういった臨床に直結する様々なセンス、感性を磨いていくことと並行し、更にそれらに磨きをかけるために芸術を肌で感じることもしています。これらは臨床だけでなく、自分の人生の無形の財産となります。
操体の臨床とはこういった様々な「センス」が結集されたものであり、ある意味一つのアートのようです
だからこそ、私達東京操体実行委員の面々は臨床の技術だけでなく、身だしなみや芸術を見るセンスに長けているのだと思います。つまり臨床の技術の向上には感性を磨くことが必要不可欠だということです。
そして診る側の「センス」はクライアントもしっかり見ています。それは治療所の雰囲気、先生の立ち振る舞い、発する言葉等、ありとあらゆる所を見られているのです。
そういったことを踏まえると臨床家は治療技術だけではなく様々な感性を磨く必要があり、例え技術が優れていても感性が乏しい臨床家は一流とは言えないということです。
生前橋本敬三先生は三浦先生に「臨床ばかりしていると頭が腐るぞ」とおっしゃっていたそうですが、確かに治療だけに没頭していると感性、センスは磨けないように思います。
2016年11月23日(水)勤労感謝の日
今季のテーマは「膝と進化した操体」です