東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

可能性1・・・協力する、引き継ぐ。

おはようございます。

 

東京操体フォーラム実行委員ブログ。今週は友松が担当いたします。どうぞ宜しくお願い致します。

さて、今回のテーマは「可能性」です。

 

可能性は無限にひろがる。よく聞く言葉だと思います。

私も、その通りだと思います。しかし、その反面、自分の出来る事には限りがあると思っている面もあることも確かです。

可能性には限りがあると思ってしまう自分、その心には自我を中心とした、自分の観点からみた個の世界観があります。

 

確かに、人間個人なんてちっぽけで弱い存在です。やれる事には限りがあると思えます。

しかし、そんなちっぽけで弱い存在も、2人寄り、3人、4人と集めれば、やれる事、何かを成し遂げられる可能性はグンと上がる。

更に、互いに協力し合い、智慧を出し合うことで、その可能性はまた上がっていく。

 

それでも人間には寿命というものがあります。個人の存在というものは有限です。しかし、個の存在が無に帰しても、遺志を継承する人がいて、その意志が生き続ければ、可能性は無限にひろがる。

 

操体創始者橋本敬三先生は、自然の法則、自然の摂理といったものを究明し、それを応用して、人々に貢献することを後進に託したという。

操体法も、創始者が臨床で行っていたことを、単に病気の治し方の方法論とかマニュアルとして捉えてしまえば、そこからの進展やひろがりの可能性は狭められてしまうでしょう。

しかし実際には、動きをはじめ生命活動に関する自然の法則や摂理を究明し、それを応用して臨床成果を上げていた。それを引き継ぐことで、貢献への可能性は更にひろがり、そしてまた次世代へとつながっていけば、その可能性は無限にひろがる。

 

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