昨日に引き続き、
「味わう」ということに最近興味がある。
私自身を振り返ってみるとき、
いかに常日頃、味わうことなく生活しているか、
ということに気付かされる。
例えば、大好きな定食屋さんに行って
先週も食べた好物のものを食べていても、
本質的には、その経験で味わえる感覚は先週食べたときとは同じではない。
でも、同じではないことに意識を向けることは
意外と忘れられていて、
前回と同じ経験をしているような錯覚を体験しているように感じる。
言い方を変えれば、前回と同じ道筋は見えているが、
可能性は閉じてしまっているようなものだと思う。
一方で、操体の臨床を継続して受けている方から
「今日はまた、この間と違う感じでしたね」
というような感想をいただくことがある。
最初のうちは、そのことをあまり気にしていなかったが
こういった本人の気づきは、自身の感覚のスイッチがONになっている
ひとつの証拠なのではないかと思う。
また、新しい道筋が発見された、その気付きでもあるのではないか。
からだを通して、
その時にしか経験できない感じを味わえる。
言わば感覚の可能性にタッチしている
一週間ありがとうございました。
明日からは、いつも新鮮な息吹を感じさせてくれます
友松実行委員の登場です。
おたのしみに。