童謡・唱歌で有名な「やぎさんゆうびん」を
7日間、「臨床」の観点から覗いてみてきました。
今回は、 しろやぎさんを「臨床を受ける人(と、からだ)」
くろやぎさんを「臨床家」、
として、考察を試みてきました。
操体の臨床という観点は「ちょっと(いや、だいぶ)」特殊で、
さらにつついてみると、
他にもまだ見方・捉え方が重なるように思えてきます。
例えば、
しろやぎさんを「臨床を受けるからだ」
くろやぎさんを「臨床を受ける人」
として振り返ってみても面白いのです。
からだからのメッセージを
本人がちゃんと受け取れていない状態。
そんなとき、からだから届いた手紙を、
一時的に、臨床家が代行して読むこともあるかもしれません。
また、読み方を本人に伝えることもあるかもしれません。
そこに介入する操体の臨床家(操者)は、
「手紙が届いてますよ」とメッセージの存在を伝える
「ゆうびんやさん」のような立場でもあるのかもしれません。
そういった臨床を続けることで、
ただ手紙の内容が伝わるだけでなく、
くろやぎさんのなかで、何かが動くこと、もあるかもしれません。
「そろそろ、しろやぎさんから手紙が来るかもな」 と思ったり、
「しろやぎさん、どうしているだろう、会いにいってみようかな」
と感じるようになったら、
「よまずにたべる」あのいつまでも続いていくかのように思われた
「すれ違い」にも、 変化が起こってくるのではないでしょうか。
さて、不思議な「操体臨床」の実際のところ、
きけるチャンスが4月にやってきます。
ピンときた方は、まず一度足を運んできてみてくださいね。
お待ちしています。
2017春季東京操体フォーラム4月29日(昭和の日)に開催します!
一週間ありがとうございました。
明日からは、友松実行委員のメッセージとアプローチが届きます。
おたのしみに。