東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体法も操体から。

おはようございます。

 
今週は友松が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

今回のテーマは「私の操体歴」です。

私が操体法を知ったのは20年ぐらい前で、正式に操体から学びはじめてからは16年となります。

正式に学ぶ前は、整体院や整骨院、リラクゼーション店など、自分で開業する前に勤めていたところで、操体を飛び越えて操体の臨床部分である操体法だけを教えてもらったりしていました。
 

やってみて効果は高い。しかし「痛みのない楽な方に動かせば良くなる」というのが、当時の私には理解できずにいました。

ストレッチなどでも、多少の痛みは我慢して可動域を拡げていく事が目的とされていましたし、骨格関節の矯正にしても楽な方に動かして整復が可能なのだろうか?という疑問もありました。

しかし、効果は高い。自分の頭の考えと実際の効果には、随分とギャップがある。

そのギャップを埋めたくて、操体法をもっと根本から学びたくて、正式に操体から学んでみたいと思いました。
 

操体とは、創始者橋本敬三先生の思想、哲学、生命観などを意味します。その操体とリンクして操体法を捉えないと、気づけないものがある。

ほとんどの治療法は、病んだ部分を局所的に捉える傾向があるが、実際はそうではなく、その病には時間、空間も含めた全体的なバランスが大きく関わっている。そして、そのバランスが良くなるのも悪くなるのも、からだの感覚が鍵を握っている。
 

20年ぐらい前の記憶を辿れば「ツライ方から痛みのない楽な方に動かせば良くなる」という初期のやり方でも、素直に相手の感覚を確認しながら行っていれば、見よう見まねでも効果はあったが、局所的視野からの自分の考えを優先して、感覚を無視してしまうと効果がなかったことが思い返される。

その感覚も、本人に楽かツライか確認してもらう、という初期の診断分析法から、からだに気持ちよさをききわける、からだがききわけてくる気持ちよさ、というふうに診断分析法のシフトアップとともに変化しているが、このシフトアップによる変化を理解して、しっかり臨床で活かすには、操体からリンクして操体法を捉えることだと思う。

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今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

※「操体マンダラ」とは?

三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。 弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。

東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、

存分に出していただこうという算段です。 今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

昼食会 サイン色紙&ツーショット撮影会

足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、

今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

開催日時:2019年7月15日(月)海の日 10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

https://www.sotai-miura.com/?p=1314