病気や怪我をすると健康のありがたみを実感します。
普段当たり前にしていることが何もできません。
トイレに行くことができないどころか、寝返りをすることもできません。
酸素マスクをつけていれば、マスクからの酸素を吸うことに慣れるまでにも苦痛がともないます。
呼吸をすることにも、寝ていることにも苦痛を感じます。
普段ほとんど感じていない呼吸や睡眠に意識が集中します。
そのような時、苦痛に対して自分でできることに「感覚をききわける」があると思います。もちろん、状態によってはそれも難しいです。ですが、本人の意識がある場合は、有効になります。
操体法では本人(患者)にしかわからない感覚にアプローチをする方法(感覚をききわけるーあじわう)があります。感覚にアプローチすることで、苦痛を和らげる可能性が広がります。