静岡の熱海にある、鍼灸按摩マッサージ指圧師の学校に行っていた時、
実技で見た操体法が気になり、学校付属の図書室に行ってみた。
そこで、「万病を治す妙療法」という可愛い表紙の本を手にした。
その後早速読んでみて、操体法のやり方に興味を持った当時のワタシ。
そこで毎日、アルバイトで働いていた「かんぽの宿」での按摩をして
いる途中で、本で見たやり方を日々試していたのである。
なかでも印象深い記憶は、何かの病気か、先天的か、全くわからない
けれども、80歳くらいの女性で片方の目が陥没して、眼窩が陥凹状に
なっていた方にも、オーソドックスな操体法をチョコッと試していた。
終わってお金をいただく時、その女性の顔を見てワタシはズッコケた。
お互いに鏡を見てびっくりしたのである。
それは、陥没していたはずの目が前方に飛び出ていたからである。
なぜそうなったのか、本当に一緒に驚いたのを想い出してしまった。
(続く)
2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニクルズ」他。
登壇 三浦寛、半蔵、岡村郁生、瀧澤一寛、三浦寛幸、寺本雅一、畠山裕美他