20歳の時、母親から紹介してもらった接骨院の先生に教えてもら
ったことがあるんですよ。
自分も柔道で怪我をして接骨院に通ったことがあるから、お金を
貯めて、入学金を準備できたら将来の仕事として、骨接ぎの学校
に行きたい、と相談した時のエピソード。
「いいかい岡村クン。
この仕事は、保険治療が使えるし値段も安く済むから、色々な
人が来るからさ、嫌な人や小うるさい人も来るんだけどね。
嫌にならずに長くやっていくにはコツがあるんだよ。
それはね、お金がやってきたと思えば良いんだよ。
そうすれば、お金が嫌なこと言っても、煩くても、お金だから」
その時の僕は、確か愛想笑いか、苦笑いしながら聞いていたよう
な気がする。
でも、その接骨院は確かに流行っていたし、その先生は患者さん
が居てもざっくばらんに受付の奥さんと「今日の夕飯、何にしよ
うか」と話したりしていた。
ある時、その接骨院に長年通っているご婦人と話す機会があって
尋ねてみた。
「なんであの接骨院に通っているんですか?」
「え~何故って、改めて言われるとなんでだろうね、膝が痛いの
も全然良くなるわけじゃないんだけど、たぶんあの先生、愉し
いし、面白いから、じゃないかなぁ」
その時の僕が感じたコト。
そして今の僕が感じていることは180度異なっている。
そして、その理由も「操体・操体法をお薦めする理由」に十分な
っていると思うんですよね。
2021年春季東京操体フォーラム開催
2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」