東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「操体・操体法を薦める理由4 ~自分で決めなければならない時代の中で~」

ここ一年半の間、周囲の人達を見ていると自身の生き方が問われる時代になってきたように感じます。

 

私の職場では自粛して家に引きこもっている人、体調不良で休む人、普段と変らず自分のやるべきことを貫いている人、様々な人が見受けられます。

 

近隣の店舗でも経済的な影響や体調面での影響から店をたたむも見られ、人々が生き抜くのに厳しい現状が浮彫になってきています。

 

この状況の中、私が感じているのは様々な選択肢が与えられ、自分で自分の生き方を決めていかなければならない時代になってきたということです。

 

当然生きることにおいて、やる理由もあれば、やらなければならない理由もある。その反面やれない理由もあれば、やらない理由もある。

 

こういった時代なので、経済的な面から見ても、健康面から見ても、その良し悪しの判断は現段階では出来ませんが、自分でやるか、やらぬかを判断し、その責任を負っていかなければいけないということは確かなことです。

 

個人的にはその判断をTVやネットの情報に任せきりにしてしまうことが一番怖いことのように感じています。

 

その点においては「自己責任の中でからだと相談しながら判断し、行動していく」という、この学びで掴んできたことがこれからの時代に武器となるように思います。

 

そういう判断力が身に付けられることも操体の魅力なのではないでしょうか。