(続き)
自然(しぜん)という読み方は、近代的な読み方です。
過去の日本では、とろろかけ御飯にするあの自然薯(じねんじょ)、
に残っているように、自然(じねん)と呼んでいたそうです。
もともとあるモノを生かす、ということ。
否定ではなく、肯定から捉えていくことは、操体的な考えなんです。
そういえば、赤ん坊が生まれたばかりの時に、赤ん坊の聞こえている
その空間も、その周囲にいる全てのものを一体として感じるそうです。
赤ん坊は両手利きですから、左脳も右脳も同じように扱える状態。
しかし、左半身は大人になるにつれて、ほとんどの人が不得手となり、
右半身は
徐々に、右脳よりも左脳優位で成長するほうが都合が良いんですよ。
それを踏まえて考えてみると、ひだり半身は、ゆったりとした、逆に
言えば、呑気(のんき)で慎重な仕事をするのは得
右半身は早い仕事、言い換えると、慌てると雑になってしまうような
ことをするのが得意(学習効果によって差は生じる)。
このように、ひだりとみぎで働きが違うんだなぁと、「からだ」を通
して
(つづく)
「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。