20代の頃、操体を本格的に学ぶ前に、太極拳を習っていた。
その時に、腰を反らさずに、背筋を伸ばし、足腰を安定させつつ、上半身を動かすという勉強をした。
当時はそんなことは知らないので、先生(女子の日本チャンピオンになった人)から
「お尻出しちゃダメ〜」と、よく怒られたものだった。
しかし、後に操体の実技でこれは役に立った。
ちなみに、太極拳(二十四式)は、まず左足から一歩踏み出すとともに、左手を前に出す。
今の目線で見ると、単なる体操のようにみえるが、実は武術の型の集合体である。
左からというのも、実践(実戦)的な何かがあるんだろうなと思う。