三浦先生、一週間ありがとうございました。
今週から三浦寛幸が担当致しますのでお付き合い下さい。
テーマは引き続き「ひだり」になります。
子供の時から人にはなぜ利き手、利き足があるのだろうかとずっと疑問に思っていました。
当たり前のことですが、人体の主な感覚器感には左右二つに分かれ、このどちらかを優位性を持って使っている。
例えば利き手。
一般的に言われていることではあるが、ほとんどの人が右利きだと言われていて、それが先天性のものなのか、後天性のものなのかはまだ明らかにされていません。
ただ一つ言えるのは右手を基準に世の物もシステムも成り立っているということです。
その理由は単純に世のシステムに「使いやすい」「やりやすい」という理由からだと言えます。
しかし現在になって思うのは、そのように進化してきた世のシステムも「からだ」にとって本当によいものなのか?と疑問に思っています。
私は産まれてからずっと左の世界で生きて来ましたが、操体の学びの中で更に左の旨味を知ることが出来ました。
それはからだの世界と繋がり、感覚の世界との結ばれ、見えない世界との繋がっていくのだと思います。
「左」とはそんな繋がりをもたらしてくれるものだと感じています。