東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

快癒の本質⑦

(続き)

治すことは、「からだ」(生命)の仕事です。

 

そして、それをどうこうする事はおこがましいと言うようなことを、

手塚治虫氏の漫画、「ブラックジャック」でも語っていましたね。

 

生命現象、私たちの感じる事は、様々な「もの」「こと」「なり」、

これらが、仮に集まって出来上がったものではないでしょうか。

何かの働きにより状態が変化したり、元の状態に戻ったりすること。

 

「治癒」は、自分と思っていたものが主体ではなく、すべてのものが

備わっている、「からだ」が主体となってこそ、本質なのでしょう。

 

 

「間」に合っていればいいという、ゆとり。

 

その「間」の豊かさは、空間における心身の調和をもたらしてくれる。

生かされて生きていることも、理解できるようになる。

 

「からだ」の仕事の美しさに、そのように感じることが多いのです。

快く癒され、治ってしまうには、ワケもあるのです。

 

 

そう、間に合うように生きていけるのです。

 

感謝がわかる、それにもワケがある。

ワケがあってなるようになる。

いいですよね、私たち全員で、それがわかるといいですよね。

 

 

では、一週間のお付き合い、有難うございました。

 

明日からは岩手の久慈から、現代に生きる高村光太郎氏のような、

間を使う達人、瀧澤副実行委員長の登場です。お愉しみに!