東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

あずかりもののいかしかた

おはようございます。瀧澤さん、間の投稿をありがとうございました。

本日より一週間、テーマ「健康と寿命」をつないで寺本が担当致します。

よろしくお願い致します。

 

わたしたちは、この世に生きている間は「健康」というテーマと、いつもともに生きている。

 

若い頃は「当たり前」だった健康。

それがひとたび病気をするならば、当たり前ではなかったことに思い当たり、そして年齢を重ねれば、尚の事、身近な現象として迫ってくる。あまりにも近しいテーマではあるけれど、まだまだ未知数な要素に溢れている。

 

言葉としては誰もが知っていて、

でもその言葉が何を指しているのか、いまいちはっきりしない、

不思議で壮大なテーマ。

 

本当のところ、「あれがイイヨ、これがダメダヨ」の外部からの情報などに一喜一憂、色々と模索を続けながら、自身のからだを通じて健康と向き合うことが多いのではないか。

 

からだと向き合う。

これはいのちに意識を向けている瞬間でもある。

 

この世に生まれ、預かったいのち。

この預かりモノを、様々な生命力を受け取りながら、いただきながら、

次のいのちにつないでいく。

 

その、「いのち」のことと、我々が「健康」と呼んでいるものは切り離せない関係があるように思う。

 

いのちのことについて、からだと向き合いながら模索することに、

自身の健康を創造し、成していくヒントがある。

 

次のいのちに渡していくまでに、まさに一生学べる学問の種がそこにある様におもう。