東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

何のために学んでいるか⑤

(続き)

 

「何のために学んでいるか」という問いかけを投げかけられ、

「なぜだろう、どうなっているんだろう」と、疑問を持てば、

それを解明したい欲求は生まれてきます。

 

「操体・操体法」指導者、三浦寛理事長の書籍を読んでみると、

「第2分析」「渦状波Ⓡ」革新的な作品を生み出したものほど、

最初は伝わりづらいものとなります。これが「孤独」となるのです。

 

この「孤独」とは、本質的に表現者たる所以(ゆえん)のもので、

はじまりはすべて、表現は「孤独」から始まるもののようです。

 

ここから噛み砕きながら伝えていくことで、それが周囲に伝わります。

これも、理解されるところまで努力を続けなければいけません。

 

創始者橋本敬三先生の直弟子である三浦理事長から、

「操体・操体法」を学ぶことで、生まれる問いの欲求を満たす事は、

ワタシにとって、最も原始的な学ぶことへの理由になってきます。

 

なぜなら、隠されているものは覗きたくなるものでしょう。

仮の答えを作り、その目標を解くべき課題で示していくことなのです。

                          (続く)