東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

何のために学んでいるか④

(続き)

何を学ぶのか。

それは「どんな問いに答えていくのか」という事でもあります。

 

「操体」を学び「操体法」の存在する意義や、

その「学びを進めた先にあるもの見つめていくこと」

これは、「間=マ」を読めるように学び取ることです。

 

「間=マ」というものは、豊かな情報。

つまり、「アナログ」と言うものを読み取る能力を示します。

 

本質的に、表現とは「間=マ」の「マ」を図る能力のこと。

「アナログ」から「デジタル」への相互交換性の高い能力を、

コツコツと磨いていくことでもあります。

 

これから学ぶところ。

それは、そのプロセス途上にあり、成し遂げようとしてきたこと。

 

師と「同じ景色が見えてはいない」のであれば、

それを訂正していただき、同じ方向性の景色を見ているかどうか。

 

そのうえで「操体・操体法」の進めた先を共有する事になります。

 

創始者橋本敬三師の見たかった景色。

そこに拡がって見えていた景色を想像しながら、学んでいるのか。

 

アナログのような問いに、どのような答えを導こうとしているか。

それをデジタルで、常にイメージしていくことです。

                        (続く)