東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

操体法東京研究会の講習で、何を学んでいるのか(6)

操体法東京研究会で学んだことで、人生に役立っていることがある。
 
それは「言葉は運命のハンドル」ということを「読んだだけじゃなくて、実際に体験できた」ということだ。
 
講習が始まると、言葉遣いを直されることもある。
生まれてこの方60年くらい何気に使っていた「言葉」を修正させられたり、他で操体を習っていて「ぐーっと動かして」とか「ぎゅ~」など、濁った音で誘導すると、我々指導班が注意したりする。
 
頭の中で何を考えていてもいいのだが、言葉を統制できるものを「賢者という」と、橋本敬三先生はおっしゃった。
 
操体の勉強というと、操法とか介助補助がメインだと思うかもしれないが、言葉の使い方の勉強もかなり重要だ。
 
「言葉を統制するものは、操体を制する」と言ってもいい。