東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

はじめての操体法(7)

ちなみに、東京操体フォーラムのHPですが、どんなキーワードで検索している人がいるのか調べると「東京 操体」という当たり前と言えば当たり前の結果が出ているのですが、興味深いことに
 
「操体法 資格」という言葉でも検索されていることがわかりました。
 
この辺りの説明をしますね。
 
操体は、資格があったりするわけではありません。
講習を終えると「修了証」は貰えるところがあるかもしれませんが、それは「修了証」であり、資格ではありません。
また、操体は資格がないのでやってはいけないとか、そういうこともありません。
 
 
最近ネットで「占い師の資格が取れます」という広告を見ます。
私は占い師もやっていますが、占い師の資格を取ったことはありません。
 
これは、商売が上手い方が「占い師の養成は儲かる」と踏んで、「うちの学校の占いの授業を受けると、短期間で占い師の資格がとれます」と言っているのですが、これは資格というか「私塾内でのライセンス」と言ったほうが良いでしょう。
 
同様に以前「通信教育で整体師の資格を取った」という方がいました。
私はその方に「整体師の資格をとった、という言い方は、しない方がよい」とアドバイスしました。
というのは、何も知らない一般の人は「へー、整体師の資格持ってるんですね」となるかもしれませんが、鍼灸師などの医療系国家資格ホルダーに「整体師の資格を取った」なんて言ったら、バカにされます。
 
整体師には資格はないからです。
資格というか、そのスクールなり講習を終了したにすぎず「私的に認められた」ということだからです。
 
 
鍼灸指圧按摩マッサージ師や、柔道整復師、理学療法士というのは国家資格です。
なので一度取得すれば生涯ホルダーになります。
 
私は「スポーツプログラマー」「健康運動指導士」を持っています。
スポプロ、今は違いますが、私が取得した2000年の時点では、文部科学大臣公認の資格でした。
これらは、何年に一度かの更新になります。更新する場合は、講習を受けます。
 
そして、東京操体フォーラムの姉妹機関として
 
これを立ち上げたのは、操体をしっかり勉強している人に、法人(一般社団法人という法人格で)で、操体をしっかり修めております、というライセンスを供与するためです。
 
なお、操体をこれから学ぶ方にアドバイスしますが、
やはり、習うならば、筋の通ったところで勉強することをお勧めします。
 
今、世の中で操体を指導している人の殆どは、操体法東京研究会出身です。
操体法東京研究会を主宰しているのは、三浦寛先生です。
 
三浦先生の元受講生には、著名な方もいらっしゃいますが、三浦先生ご自身が、まだ現役で新しい理論を展開している真っ最中です。三浦先生の受講生に学んだ場合、
 
橋本敬三先生→三浦寛先生(操体法東京研究会)→受講生の先生→自分
ということで、橋本敬三先生の曾孫弟子となりますが、
 
三浦先生から習うと
橋本敬三先生→三浦寛先生(操体法東京研究会)→自分
 
ということで、操体法の創始者、橋本敬三先生の孫弟子となるわけです。
(なお、橋本敬三先生は、操体法東京研究会の名誉永年顧問なので、今でも顧問です)
 
我々東京操体フォーラム実行委員も、橋本敬三先生の直系の孫弟子です。
 
そして、それはかなりのモチベーションになります。
 
1週間ありがとうございました。
 
明日からは、常に操体の最先端を行く、我らが師匠、三浦寛先生
 
再度ですが、操体を勉強したい、あるいはやってみたい場合は、東京操体フォーラムの実行委員にお問い合わせ下さい。
 
2023年秋季東京操体フォーラムは、11月23日(木)勤労感謝の日、久しぶりに会場での開催となります。実技体験などを予定しています。
詳細はまた追ってお知らせ致しますので、おたのしみに。
 
 

「またね!」(りんちゃん)